« 2005年9月 | トップページ | 2005年11月 »

Zガンダム劇場版第二部「恋人たち」レビュー 評価:かなり悪い

老師です。

さっそく劇場版Zガンダム 第二部「恋人たち」を観てきた。

今回、ヒロインの声優変更騒動があり出足が心配されたが
やはり人が少なかった。

関連記事:劇場版Zガンダムのフォウ役を島津冴子さんに戻せ

楽々座れた。

概要

20点
盛り上がりに欠ける。
第一部の構成力は何処へやら、
第二部では、しぼんで元の富野監督に戻ってしまった。
あれはバブルだったのか?


印象
当時のZ中盤の印象はキャラクターだけである。

フォウの頭痛が痛そうで見ていられなかった。
当時、老師も病気で痛みに悩まされておりTVでもか!
と思ったものである。

アーガマを狙う狙うと言いながら何故か狙わないヤザン。
ジェリドの猪突猛進と接射でも当たらないビーム。
シロッコ、バスク、ジャマイカンの謎の撤退と手を抜く攻撃。
なぜかそれに追随するサラ、マウアーということで
全体として意味不明だった。

「どう変わっているか」

あまり変わっていない。
キャラが基本である。

謎の撤退とか手抜き攻撃は、あまりない。
第一部より細切れで、さらに各キャラの印象が薄い。

話の構成
当時
アムロ再び以降はかなり話が混沌としており
なかなか理解できなかった。


「どう変わっているか」

TV版のダイジェスト版である。
これでは混沌さも、そのままである。


老師希望のエレベータで
シャアとアムロの会話「宇宙(そら)に上がるとララアに会ってしまうと思っているだろう」
は入っており、うれしかった。波が打ちつけてくる場面もGOOD。

また希望の裏の政治的な動きも見え良い(しかし説明ナレーションが欲しい)。

ジャミトフも深く描写されており良い。まともな判断力があるようだ。
(ただの悪人では総帥にはなれないと分かる)

冨野監督の言っていたようにシャワールームに隠れるシンタ、クムを
ノーマルスーツルームに隠れるようにしたのは成功だ。
シーンを短縮できた。ここは唯一驚き納得できる。


問題点:

<ブレている話の柱(ここが重要だったのに)>
・エンターテイメントなら強烈なライバル描写が無いのが敗因だろう。

これは初代ガンダムではランバラル(グフ)、シャア(ズゴック)で保っていたが
それに相当するであろう、フォウ(サイコガンダム)、シロッコ、サラ(ドゴスギア)のねちっこい描写が
無いのが原因だ。

・ドキュメンタリー風(政争風)ならば
ナレーション、地図説明が無いのがいけない。

・恋愛映画なら微妙な会話が少ない。(多分これが本命)
例:
ベルトーチカとアムロの石鹸話(この香りヘレンへレンでしょ)。
ミライとベルトーチカの夫婦の話(夫婦は離れていても分かりあえるものなのよ)。
シロッコとサラのハンバーガー屋の話(シロッコとサラが初めて会ったのは実はハンバーガー屋 
サラ店長にハンバーガを頼むシロッコを見てみたかった 回想でも良い)。
ジェリドとマウアーの配属の話(ジェリド、私、あなたと同じ艦に配属されて嬉しかった。分かる?)。

主軸がブレている感じだ。どれかを柱に置いて欲しかった。

<描写、カット、方向のブレ>
・ベルトーチカのアウドムラ着艦に時間をとり過ぎ。
ここまで凝らなくても良かったのではないか。
(アムロとベルトーチカが石鹸の話題をする所とかリンゴをかじる場面を出して欲しかった
特にリンゴの場面はZガンダムでは歓談の場面でよく使われており
クッションになるので欲しいところだった)

・シロッコのアポロ作戦を中盤の
山場に、すべきだった。
(初代ガンダムⅡのジャブロー降下作戦並みの大規模戦闘が見られたのに)
コロニー落としと爆破は同時進行にして
パニック映画っぽくすべきだった。

・ランバラル以上に優しく道理が通っているシロッコを
描写させ表の顔をサラに見せ演じさせる。
(もっともらしい大義を言ったりサラに優しく命令する所など)

裏の顔はマウアーとカミーユに見せて欲しい。
(あからさまに悪いのがいい。”好きにさせておけ”など
ムーンアタックで一瞬見せた悪い顔が出ると良かったのではないか。
でなければカミーユがスパイでフォンブラウンに潜入した時
、遠めで見てシロッコの悪い心の声で聞こえると良い。)

・マウアーはシロッコとカミーユ両方から守ろうとして
死ぬと良い。例としてジェリドを、かませ犬として使い
シロッコの意図的(シロッコ:見える。この角度だ。右舷35度砲撃手。狙え!)な
砲撃とカミーユの攻撃に挟まれると良い。

・ジャミトフがバスクをぼやく場面があるのだが、その後には
重ねるようにバスクの場面を入れないと誰のことを言っているのか分かりにくい。

・2度もサラのアーガマ監禁描写をするなら、ノーマルスーツ固定器に取り付けられ
 レコアと二人きりになった時点で
 アナハイムエレクトロニクスの黒い部分をもっとサラに語らせるべきだ。
 その上でレコアをティターンズに誘う。

 例:「シロッコ様が設計した汚れていないMSに乗れるわ 私のポケット見て 迷っているなら
 一緒に戦わない?相応しい人を探すように言われていたの 」
 とでも言う。レコアにパラスアテネの図入りスペック表を渡す。
 それをレコアがブライトなどに言い出せない描写を付ければ一話分圧縮できたのだが。

<軽薄な恋人たち>
・恋人たちと言う割にロマンチックではない。
いきなりキスシーンばかりで恋をはぐくむ過程が無い。
これではキス友達である。

・ブライトも、うわのそらで会議中に家族のムービーを見ているのは
安い感じで良くない。
ここはTV版のように一人で見て泣いて欲しかった(悲惨な戦争後だと泣けるんだ)。

・カミーユもTV版でも、そうなのだがフォウの後すぐにファに
擦り寄るのが理解できない。
映画のような公衆の前では嫌悪感を抱かせる。


・ヘンケン艦長とエマの描写も言うなれば
セクハラ系の職権乱用の話であり、同じするなら
ブライトなどが、さりげなくエマの意見を聞いた上で
職務移動させる描写の方が良かったのではないか?


冨野監督はブレンパワードの時のような温かくデリケートな気持ちが足らない。
恋愛描写は
ブレンのように女性の脚本家に意見を聞くべきである。

<希望>
フォウは
こめかみに銃を当てられウッダーに打たれ、なおかつ
上空の輸送機スードリからゴミみたいに落ちる描写がある。

生きているだろうか?
ここはファンへスペシャルプレゼントとして生かして欲しい。

落下中にサイコガンダムに拾われ”永遠のフォウ”で第三部で甦ると良いのだが。
ここで島津さんでやるのが意味がある。
頭が痛い描写も生きてくると思われる。
(頭痛は麻薬を連想させるので銃の後遺症というのは良い そういう複線でありますように
”頭が痛い”演技は島津さんの方がゆかなさんより痛そうだ)

演出・キャラクター新作画
当時この話数ぐらいからニュータイプ描写がたくさん出て来た。
まさに色々感じるのである。”何だこの感覚、この感じ”
なんとステファニー・ルオにまで感じていた(これは、いまだに意味不明)。

またパソコン、計器類は空想だが、なかなか標準的でよかった。

「どう変わっているか」
あまり変わっていない。 電波系描写は少なくなった。

PCが出てくる。しっかりVGA端子まである。こういうのは風化が早いので
抑えて欲しい。標準的でありつつ未来のPCを出して欲しかった。
(ありえるのは旧世紀の古いPCを使っているのはセキュリティ上意味があるなど
伝書鳩を使うようなレベル)

今回は新作画と旧作画の差は目立ちにくかった。
北爪氏は目が横に長いので、好みが分かれるが
絵のまとまりは良いですね。

新作画は鼻の線が気になった。

モビルスーツ・戦闘画面
当時はランチャー系や初代トランスフォーマー大流行の時で
対抗して変形モビルスーツ多数、ランチャー多数である。
また
まったく当たらないビーム。弱そうなビーム。
さらに小さく見えるモビルスーツであった。

「どう変わっているか」
迫力がある。しかし第一部程ではない。 完全新作レイアウト場面が少なく燃えるライバルが いないからだ。 それはサイコガンダム、ドゴスギアなのだが…。 描写がいまいちである。 また、引いた画面(全景と配置の説明)と アップのギミック詳細描写の説妙な対比が無いからだろう。 これでは模型も売れないよ…。

問題点:
・ドゴスギア、サイコガンダム描写がいまいち。

・砲撃を相手艦まで追いかけるような描写が欲しかった。

・ブライトの弾幕描写が無いのは良くない。

・ZガンダムはTV版のように回転しながら変形するほうが格好良いと思う。

・変形の新作画が少ない
(変形は初代トランスフォーマーのようにさりげなくの方が
格好いい)

・引いた全景と配置説明の画面と
詳細ギミック説明画面の数量バランスが悪い。
(アップが多すぎ)

声優陣

今回の騒動
フォウ(ゆかな)は、まあまあ。
頭が痛い表現は恋の痛み程度だった。
今回は前向きのフォウのようなので、こんな物か。

サラ(池脇)は、声優声ではない。
何か籠った声で聞こえにくいし表現力は、あまりよろしくない。
(例;カツを騙すのとシンタ、クムを騙す表現が同じである)

少し不快に感じたのが
ファである。
笑う時があるのだが笑い声が何か小動物のようで
人間離れしており気持ち悪かった。


総評

全体的に良くない。
映画なのだから盛り上がりが欲しい。
TV版を見ていない人でもなんだか分からんが凄い!という盛り上がりが欲しい。
または、説明ナレーションが欲しい。

この度の失策は
フォウ(島津)、サラ(水谷)ファンと少しのロザミアファンの呪いであろう。
頑張って欲しい。

第二部は問題が多い。
DVDは時間がかかっても声優問題や上記問題を修正した(ファンの声を聞いた)
ディレクターズカット版を付けるべきだ。(DVDなら二重音や追加特典なども十分入れられる)

第二部の老師独自の改善案は書き足りないので別記事で書く予定。

追記:Zガンダム劇場版Ⅱ「恋人たち」改善案

| | コメント (2)

すき焼き屋の洋食とんかつ

老師です。

豚カツは老師の好物なのだが
老師は今まで広島でまともな
とんかつ屋を見たことが無い。

揚げ方で変だったり異常に高い値段だったり
辺鄙な場所だったりして困る。

色々な所に行ったがお勧めの場所は見つからなかった。

この度1年近く通ったが良い店を見つけたので
紹介する。


「ますゐ」である。

「ますゐ」の場所を知りたい人はこちらをクリック

料理はシンプルかつ古風。
肉屋を隣でしているためか素材で引っ張る直球派だ。
小細工せず肉料理、洋食はこうでないといけない。
文明開化時に肉料理を食べるような、そんな熱気と欲望を感じる店だ。

 すきやきが主だが、私はここで洋食の「特上とんかつ」を頂く。
ライスと赤出しを付ければ、豚カツ定食の出来上がりである。


「特上とんかつ」自体はいわゆる黒いソースをかけて
キャベツの千切りがあるものではない。少し面食らうかもしれないが
肉の味がしっかりし味は抜群である。
特殊で良い。
実際目で確かめて欲しい。
(追記:ソースはどうやら独自のデミグラスソース。
さらに付け合せは生の千切りではなく温野菜である。この様式は
初期のポークカツレツのスタイルであり、更に高レベルで維持している店は
天然記念物である。後世に伝えて欲しい。
TVドラマ、天皇の料理番を連想してしまった。)

肉料理全般を楽しめる店である。

niku-masui

| | コメント (0) | トラックバック (0)

機動戦士ガンダムSEED 連合 VS. Z.A.F.T 新機体登場

老師です。

機動戦士ガンダムSEED 連合 VS. Z.A.F.Tの新機体が出てきた。
「フォースインパルス」「ソードインパルス」「ブラストインパルス」である。

昨日、広島GIGOのPWが開放され登場した。

現場はかなり盛り上がっていた。

新機体詳細は
いつもお世話になっている
機動戦士ガンダムSEED 連合 VS. Z.A.F.T.Wiki -2号機-
に詳しい。

ブラストインパルスのクセが強く面白そうです。


最近のガンダムは
やたらとブーストが効くしビームも強烈。
何かスーパーロボット路線に戻っているような感じですね。

ちなみに老師はマシンガンの渋いやつが好きです。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

「仕事を成し遂げる技術」レビュー 翻訳評価(最悪) 内容やや良

老師です。

Life Hackの記事1記事2に触発され日本語訳(仕事を成し遂げる技術)を購入してみたが、
キラリと光る面は、あるが何とも読みにくい。

こういう場合、訳が悪い場合が多い。

原書を読んだが果たして正解だった。

 今時これほど酷い訳はない。

 素人の私でも、おかしいと分かる。


”現在、トップにいる経営幹部たちは、「無情なる実行」を自分にも
部下にも課そうともくろんでいます。”‐p12「仕事を成し遂げる技術」

原文
”Excutives at the top are looking to instill "ruthless excution "in themselves and their people as a basic standard.”

「無情なる実行」とは一体なんでしょうか?
パッと実感出来る人はいません。日本語ではないです。
とにかく全部の訳が変です。


私ならこう訳す

”決定権をもつ重役たちは、まるで決まりきった規格のように、「情け容赦ない被害を与える決定」を自分達にも彼らの隣人にもちょっとづつ刷り込もうとしている。”‐金色老子訳

意訳して

”決定権をもつ重役たちは無意識に、まるで決まりきった規格のように、「ある決定」を自分達や彼らの隣人の意識下に少しずつ刷り込もうとしている。それは、やがて情け容赦ない被害を与える結果になります。”‐金色老子訳

訳を続けます。


”私もそうですが、彼らは勤務時間後にも、折り返しかけなければならない電話が、委任すべき仕事が、会合や会話からの処理されていない問題が、仕残している個人的な用事が、目を通していないEメールが、密かに残っていることに気づいています”‐p12「仕事を成し遂げる技術」


”They know,and I know,that behind closed doors,after hours,there remain unanswered calls,task to be delegated,unprocesses issues from meeting and conversations,personal resppnsibilities unmanaged ,and dozen of e-mails still not dealt with.”‐p13「Getting thing Done」

”彼らも、私達も内心分かっていますが、背後の閉ざされた扉の裏や勤務時間後には「かかってきても回答せずに放置している電話」、「委任していない案件」、「会議や話し合いで進展していない問題」、「管理不能な個人的にしないといけないことと、その行動後に起こる問題」、「何ダースもの仕分けされていないEメール」が残っています。”‐金色老子訳


"そして、このようなビジネスマンの多くが成功してきたのは、彼らが解決する重大局面と彼らが利用している機会のほうが、彼ら自身のオフィスや書類鞄の中で生じるままに任せている問題より大きいからです。しかし、今日の仕事と生活のペースを考えますと、いつまでもこういうわけにはいきません。"‐p12「仕事を成し遂げる技術」


”Many of these businesspeople are successful because the crises they solve and the oppotunities the task advantage of are bigger than the problems the allow and create in their own offices and briefcases. But given the pace of business and life today,the equation is in question.”p13「Getting thing Done」

"多くのこのようなビジネスマン達は成功しています。それは彼ら自身の仕事場や書類カバン内で作ったり、ほったらかしにして起こる問題より「事業の利益」が上回ったりする幸運や解決した危機が、その問題より大きかったことに由来しています。しかし人生、ビジネスに与えられている今日の歩みの速さは、以上の成功法則を怪しいものにするでしょう。"‐金色老子訳


どうだろうか?嘘ではない。
全編この調子である。

悪いことは言わない
少し英語を読めるなら(中学レベル)原書(Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity)を買って
読んだ方が良い。
 
訳した表題も酷いです。
原題はArtですからエレガントです。かつ軽い感じもします。

(Doneと)韻を踏んで老師が訳すと

「Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity」

「どんどん仕事が片付けられる-無理なく自由に生産性を向上させる裏技」

にしましょうか?

内容は、やや良。翻訳の問題で大きく損をしている書籍である。

2008/06/19追記
本を買わなくてもGTD(wikipedia内)の記事で、ある程度用は足りる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

電気自動車ELIICA 2nd ProtoType始まる

老師です。


密かに期待している

電気自動車「Ellica」


に進展があったようだ。

関連記事:電気自動車の夢(悪路を走れる電動自動車希望)

開発中のものは
ELIICA 2nd ProtoTypeらしい。

慶應義塾大学電気自動車研究室 ELIICA BLOG
も始まっており楽しみである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年9月 | トップページ | 2005年11月 »