逸品
逸品と言うと色々有ると思うが、やはり作りの良さ、生活を楽にしてくれる物
払ったお金より効果がある物と言えると思う。
デザインが優れているとか良く言うがデザインほど不気味な物はない。
特に道具の場合そうである。
やっぱり基本的な機能が優れているのが前提でその上にデザインが乗っていないと
”格好悪い”と思う。
(以前 テレビでソファの特集があった。何百万円もするソファの話。デザイナーが
語っていたが、顧客が「貴方のソファはデザインが良いが座りにくい」と言ったらしい。
脚部にデザイン上構造欠陥がある。
デザイナーは「ではもう一つ座りやすいソファを買って、私のソファーは座らずに
鑑賞してください」と答えた。すると顧客は何とその高価なデザインのみ優れた
ソファを買ったらしい。”私は多分嘘”だと思う
しかし事実であったとしてもトンチとしては面白いが一般人はついていけないし、
お金の捨て場所に困っている人か刺激的なものを求めている人にしか意味がない。
また、こういう製品が逸品としてはびこると世の中にもよくない。)
俗に「逸品」と言われる物は、機能追及が到達点に達した枯れた技術の物が多い。
例えば、家具とか刃物とか万年筆とか時計とか車とかである。
豪華系の雑誌に偉そうによく載っているものである。
逆にパソコンとかプラズマテレビとかDVDレコーダーとかあまり逸品とか言わないと思う。
完成度が高い。これがこの言葉の重要事項と思う。
そのためには最先端分野では未知の問題も出易いので逸品は必然的に難しいのだ。
逸品は余り先進的なことは出来ないが、確実に高いレベルで従来知られた技術、効果を
実現する品と言えると思う。
私は日々の暮らしに刺激的なものは求めないので基本は逸品、
部分的に最先端なものを買うようにしている。
そうすることにより自分の生活を安定的に支え手助けしてくれると思う
バランスが大事と考える。
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