カテゴリー「世界観「幸運な者たち」」の1件の記事

2020年10月19日 (月)

世界観「幸運な者たち」

「幸運な者たち」が活躍するTRPG
system同様「幸運な者たち」はGPLv2もしくはそれ以降及びGFDLを採用しています。
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20201020

0.悲惨でハードなストーリーの世界観で主流な人々をGMが作る

1.プレイヤーはその悲惨さから外れた幸運な、主流ではないPCを作成する

2.簡単な悲惨でハードなストーリーをGMが作る

3.GMがsystem分解するイベント表にする

4.幸運な象徴を作る

5.行動ポイントと障害ポイントを割り振る

6.開示率を決める

7.プレイする

8.繰り返しプレイし、幸運さを表していく

 

0.

主流の人々(冒険者)、主流の技能を持つ人;例

勇者;選ばれた人、世界を救う、カリスマ、圧倒的な力、ヒーロー

魔法使い;賢者、深い知識、強力な魔法、名士

騎士;忠誠、素晴らしい剣技、

神官;深い信仰、神の加護、良識

 

冒険者は依頼を受けてゴブリンを倒そうとするがゴブリンの集団や危険な罠にかかり全滅する

 

1.

幸運な主流ではない冒険者、主流ではない技能者;例

勇者;マッチ売り、地図作成者、お針子、給仕係、弱虫、鑑定師

魔法使い;魔法の才能をもつ修行前の人、ただの村人、町人、読書家

騎士;騎士見習い、村の力持ち、剣マニア、

神官;信仰を持つ前の人、占い師、薬剤師、薬草売

など

とにかく、前記0の主流の人から外れていること、主流ではない職業、一部技能などの形など考えられる

プレイヤー1;お針子

プレイヤー2;読書家

プレイヤー3;剣マニア

プレイヤー4;薬草売

 

2.

冒険者は依頼を受けてゴブリンを倒そうとするがゴブリンの集団や危険な罠にかかり全滅する

物語にキャラクターを混ぜる(巻き込まれて、仕方なく、偶然など)

お針子は、偶然依頼を受けてゴブリンを倒しに行くことになる。

読書家は心配でついていき強引にパーティに入る。剣マニアも仕方なく加わる。

薬草売も途中で巻き込まれる

せっかくのパーティーもゴブリンの集団や危険な罠にかかり全滅する。

(ここまでは一本道で構わない)

 

3.

登場キャラクターが即ストーリーなので
全てLV10になる system分解する

上方が「固有的」、下辺が「一般的」

同様にテーマは【 】で囲んでいる右、テーマを固定するものは()の括弧で囲まれている左となります。
右から左に見ていくとテーマが固定されていくイメージです。

<プレイヤー1>
ゴブリンを倒しに-------------お針子は、

ゴブリンを倒しに行くことになる-| <<<<<<<<<<<|-お針子は、偶然依頼を受けて

(仕方なく)行くことになる-----------偶然依頼を受けて【悪い偶然】

 

<プレイヤー2>

読書家は-------------強引に


読書家は心配でついていき-| <<<<<<<<<<<|-強引にパーティに入る

(心配性)心配でついていき------パーティに入る【加わる】

 

<プレイヤー3>
    マニアも-------------仕方なく

剣マニアも-| <<<<<<<<<<<|-仕方なく加わる


(剣の意味)剣-----------加わる【剣使用】


<プレイヤー4>

薬草-------------途中で

薬草売も -| <<<<<<<<<<<|-途中で巻き込まれる


(販売)売も-----------巻き込まれる【災難】

 

"せっかくのパーティーもゴブリンの集団や危険な罠にかかり全滅する"

こちらに向かっていくイベント表を最初に作る

 

3−1.

<プレイヤー1>

(お針子は)ゴブリン退治の依頼を受ける
(お針子は)  断りたいけど依頼受ける
(お針子は) ゴブリン、こ怖い と言う
(お針子は)ゴブリンの罠にかかる
(お針子は)ゴブリン集団に惨殺される

<プレイヤー2>

(読書家は)お針子は大丈夫かな心配
(読書家は) えっ依頼受けちゃうんだ驚き
(読書家は) 危なそうで心配だからついていく
(読書家は) ゴブリンの罠にかかる
(読書家は) 罠にかかりお針子を助けられず

<プレイヤー3>

(剣マニアは)そんな危ないのでこっそり加わる
(剣マニアは) 任せておけと見得を切る
(剣マニアは) 剣のうんちくを言う
(剣マニアは) 剣は好きだが使い方が分からない  
(剣マニアは) 助けようとするがゴブリン集団に襲われる

<プレイヤー4>

(薬草売は)薬草採取中にお針子パーティーを見つける
(薬草売は) これ以上は危ないよという
(薬草売は)仕方なく道案内をする
(薬草売は) 罠を解除しようとするが失敗する
(薬草売は) 助けを呼ぼうとするがゴブリンに阻まれる

 

4.

4-1.

幸運の象徴を作り決める

モノでも良い、生き物でも良い、場合によっては、形がない言葉や、思い出なども良いかもしれない

物;糸巻き、懐剣、お守り、宝石

儀式;舞、踊り、呪文

生き物;希少生物、白蛇、黄色の蛙

形がないもの;幸運の言葉、呪文、思い出

どれか一つ決める。

今回は、”幸運の”糸巻きにする

4-2.
由来を決める

昔から、家にある糸巻き など>神獣の骨出来ている>神の落とし物など>幸運の由来を徐々に決めていって良い

5.

行動ポイントLV10:1000×4=4000
と障害ポイント4000割り振る

行動ポイント1000の内900は幸運の象徴にすること、今回は幸運の糸巻き

<プレイヤー1>行動ポイント1000(900;幸運の糸巻き 100;プレイヤー)

障害 500(お針子は)ゴブリン退治の依頼を受ける
障害 250(お針子は)  断りたいけど依頼受ける
障害 50(お針子は) ゴブリン、こ怖い と言う
障害 100(お針子は)ゴブリンの罠にかかる
障害 100(お針子は)ゴブリン集団に惨殺される

<プレイヤー2>行動ポイント1000(900;幸運の糸巻き 100;プレイヤー)

障害 200(読書家は)お針子は大丈夫かな心配
障害 150(読書家は) えっ依頼受けちゃうんだ驚き
障害 500(読書家は) 危なそうで心配だからついていく
障害 50(読書家は) ゴブリンの罠にかかる
障害 100(読書家は) 罠にかかりお針子を助けられず

<プレイヤー3>行動ポイント1000(900;幸運の糸巻き 100;プレイヤー)

障害 500(剣マニアは)そんな危ないのでこっそり加わる
障害 200(剣マニアは) 任せておけと見得を切る
障害 100(剣マニアは) 剣のうんちくを言う
障害 100(剣マニアは) 剣は好きだが使い方が分からない  
障害 100(剣マニアは) 助けようとするがゴブリン集団に襲われる

<プレイヤー4>行動ポイント1000(900;幸運の糸巻き 100;プレイヤー)

障害 500(薬草売は)薬草採取中にお針子パーティーを見つける
障害 50(薬草売は) これ以上は危ないよという
障害 100(薬草売は)仕方なく道案内をする
障害 50(薬草売は) 罠を解除しようとするが失敗する
障害 300(薬草売は) 助けを呼ぼうとするがゴブリンに阻まれる

 

6.

内容によるが

世界観「幸運な者たち」はPC間の横の繋がりが大きいため

開示率は半分以上は必須。

<プレイヤー1>行動ポイント1000(900;幸運の糸巻き 100;プレイヤー)

開示 障害 500(お針子は)ゴブリン退治の依頼を受ける
開示 障害 250(お針子は)  断りたいけど依頼受ける
開示 障害 50(お針子は) ゴブリン、こ怖い と言う
非開示 障害 100(お針子は)ゴブリンの罠にかかる
開示 障害 100(お針子は)ゴブリン集団に惨殺される

 

<プレイヤー2>行動ポイント1000(900;幸運の糸巻き 100;プレイヤー)

非開示 障害 200(読書家は)お針子は大丈夫かな心配  
開示 障害 150(読書家は) えっ依頼受けちゃうんだ驚き
開示 障害 500(読書家は) 危なそうで心配だからついていく  
開示 障害 50(読書家は) ゴブリンの罠にかかる
開示 障害 100(読書家は) 罠にかかりお針子を助けられず


<プレイヤー3>行動ポイント1000(900;幸運の糸巻き 100;プレイヤー)

開示 障害 500(剣マニアは)そんな危ないのでこっそり加わる  
非開示 障害 200(剣マニアは) 任せておけと見得を切る
開示 障害 100(剣マニアは) 剣のうんちくを言う
開示 障害 100(剣マニアは) 剣は好きだが使い方が分からない
開示 障害 100(剣マニアは) 助けようとするがゴブリン集団に襲われる

 

<プレイヤー4>行動ポイント1000(900;幸運の糸巻き 100;プレイヤー)

開示 障害 500(薬草売は)薬草採取中にお針子パーティーを見つける
非開示 障害 50(薬草売は) これ以上は危ないよという
開示 障害 100(薬草売は)仕方なく道案内をする
開示 障害 50(薬草売は) 罠を解除しようとするが失敗する
開示 障害 300(薬草売は) 助けを呼ぼうとするがゴブリンに阻まれる



7.
開示分のイベント表をプレイヤーに渡す

イベント表:
即興性20 パーセント
作家性80 パーセント

GMは順番通りシナリオ進行する(消化したイベント表を順番どおり並べていったり
大きめの紙に張って行くなどすると良い)。

開示はプレイヤーがイベント表を出す順番を説明(概ね時計回りなど)

プレイヤーは自分の変えたいイベント表があれば
行動ポイントを使い1ポイント以上障害ポイントを超えれば()以外を書き変えることができる。

1000の内900は幸運の象徴なので、その900の数値内で変更を加えた場合、

糸巻きが光った、動いたなど、触ったなど、影響があった記載すること。

多く行動ポイント使った場合、重大な事が起こったとしてもよい(他のイベント表の数値を見て相対的に決めること)

行動ポイントを使い新たな登場人物をプレイヤー側から追加しても良い。

障害を受け入れれば障害ポイント分、行動ポイントは増えます(イベント表の内容がそのまま起こることを同意した場合)

特別、幸運の象徴についてイベント表に書いてなければ、増えるのは通常は自分のキャラクターの行動ポイントです。

またプレイヤーの行動ポイントが0になるとイベント表を受け入れるしかなくなります

それが死なら死を(一時)受け入れることになります。

幸運の象徴の行動ポイントもすべてのプレイヤーが0になると動作しなくなります

 

---

参考;systemへのよくある質問その10

https://togetter.com/li/333261?page=2

「物語が繋がっているか」「辻褄が合っているか」「結末まで辿り着いたか」の運用 

---

 

その後一度すべてのイベント表をGMは回収し再度イベント表を出す順番を決める。

プレイヤーの異議がなくなるまで続ける。

プレイする。

非開示は、その都度GMがシナリオ中に開示する。

使われなかったイベント表は伏線となる。


判定:
即興性20パーセント
作家性80パーセント

体などのカテゴリーは無いので
基本的にイベント表で起こったことが、そのまま判定結果のストーリーとなります。

 

8.

繰り返しセッションをしていき、幸運な者たちを表していく。

次回セッションも障害は1000になる。

幸運の象徴のイベント表も入れましょう(必然的にそうなるでしょうが;消える、壊れるなど)

この繰り返しになる。

 

<プレイヤー1>行動ポイント1000(900;幸運の糸巻き 100;プレイヤー)

開示 障害 500(お針子は)ゴブリン退治の依頼を受ける
開示 障害 250(お針子は)  断りたいけど依頼受ける
開示 障害 50(お針子は) ゴブリン、こ怖い と言う
非開示 障害 100(お針子は)ゴブリンの罠にかかる >障害 100<行動ポイント200;幸運の糸巻き(お針子は)糸巻きが落ちて罠にかからず 
開示 障害 100(お針子は)ゴブリン集団に惨殺される >障害 100<行動ポイント200;幸運の糸巻き(お針子は)罠にゴブリンが逆にかかる

受け入れ;500+250+50= +800(プレイヤー) 

使用;-200-200 = -400(幸運の糸巻き )

結果;行動ポイント1400(500;幸運の糸巻き 900;プレイヤー)

<プレイヤー2>行動ポイント1000(900;幸運の糸巻き 100;プレイヤー)

非開示 障害 200(読書家は)お針子は大丈夫かな心配  
開示 障害 150(読書家は) えっ依頼受けちゃうんだ驚き
開示 障害 500(読書家は) 危なそうで心配だからついていく  
開示 障害 50(読書家は) ゴブリンの罠にかかる >障害 100<行動ポイント200;幸運の糸巻き(読書家は )糸巻きを探して罠にかからず
開示 障害 100(読書家は) 罠にかかりお針子を助けられず>障害 100<行動ポイント200;幸運の糸巻き(読書家は )お針子を助ける

受け入れ;200+150+500 = +850 (プレイヤー) 

使用;-200-200 = -400(幸運の糸巻き )

結果;行動ポイント1450(500;幸運の糸巻き 950;プレイヤー)

 

<プレイヤー3>行動ポイント1000(900;幸運の糸巻き 100;プレイヤー)

開示 障害 500(剣マニアは)そんな危ないのでこっそり加わる  
非開示 障害 200(剣マニアは) 任せておけと見得を切る
開示 障害 100(剣マニアは) 剣のうんちくを言う
開示 障害 100(剣マニアは) 剣は好きだが使い方が分からない >障害 100<行動ポイント150+50;幸運の糸巻き;プレイヤー(剣マニアは )剣を使う
開示 障害 100(剣マニアは) 助けようとするがゴブリン集団に襲われる >障害 100<行動ポイント200;幸運の糸巻き;(剣マニアは )ゴブリンの集団を倒す

受け入れ;500+200+100 = +800 (プレイヤー) 

使用;-200-150= -350(幸運の糸巻き )
使用;-50= -50(プレイヤー)

結果;行動ポイント1400(550;幸運の糸巻き 850;プレイヤー)

 

<プレイヤー4>行動ポイント1000(900;幸運の糸巻き 100;プレイヤー)

開示 障害 500(薬草売は)薬草採取中にお針子パーティーを見つける
非開示 障害 50(薬草売は) これ以上は危ないよという
開示 障害 100(薬草売は)仕方なく道案内をする
開示 障害 50(薬草売は) 罠を解除しようとするが失敗する >障害 50<行動ポイント100;幸運の糸巻き;(薬草売は )罠を解除する
開示 障害 300(薬草売は) 助けを呼ぼうとするがゴブリンに阻まれる >障害 300<行動ポイント400;幸運の糸巻き;(薬草売は )糸巻きの糸をたどり助けを呼べた

受け入れ;500+50+100 = +650 (プレイヤー) 

使用;-200-200 = -400(幸運の糸巻き )

結果;行動ポイント1250(500;幸運の糸巻き 750;プレイヤー)

 

 

また1000以上超過分の行動ポイントは次回からはNPCや世界観へ使うこと。

そうやって幸運なものたちの世界を広げていきましょう。

以上

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